つなぐ映画 蔵のある街

つなぐ映画 蔵のある街

INTRODUCTION

「元気になる街、倉敷」をさまざまな街へ届け、共に新しい時代を歩む一助としたい。

この作品は、タイトル通り「つなぐ」映画である。

いつの時代も若者はその街の希望であるべきだろう。
しかし、景気のいい時代を知らず、生まれ育った環境に縛られるなかで、本当に夢を語れ邁進できているのか。
もし若者たちが声を上げたとき、その声をすくい取り、心意気に乗じてやれる大人たちがいればどうだろう。
何かを成し遂げた若者たちは自信を得て、それは同時に街全体の活気にもなる。
倉敷は大原孫三郎の時代がそういう街であった。
コロナ禍を経た今だからこそ、倉敷を舞台にした映画作りを通して「元気になる街、倉敷」をみんなの住むさまざまな街へ届け、共に新しい時代を歩む一助としたい。
映画タイトルにある「つなぐ映画」にはそんな想いを込めています。
主人公は高校生3人組。「倉敷美観地区にある小高い山から花火を打ち上げる」という約束の実現に奔走する少年・少女の姿を描く。

若者は動く。大人はどうするか。

監督・脚本を手がけるのは倉敷市出身の平松恵美子。山田洋次監督作品の助監督・共同脚本を経て、映画「ひまわりと子犬の7日間」(12)で監督デビュー、脚本家としても多くの映画賞を受賞する実力派である。

STORY

守れない約束が、幼なじみを傷つけてしまう。
本気になる高校生が、大人を本気にさせるために動く。

岡山県倉敷市に住む高校生3人、蒼(あおい)、祈一(きいち)、紅子(べにこ)。
ある日、蒼と祈一は紅子の兄で自閉症のきょんくんを落ち着かせるため、とっさに「倉敷美観地区の鶴形山から打ち上げ花火を上げる」と約束をするが、紅子は「口先だけのできない約束では兄を傷つける」と怒り涙をこぼす。
ショックを受けた蒼と祈一は約束を果たそうと行動を起こす。その矢先、美術館の学芸員の「美観地区の花火は綺麗だろうね」という言葉に、蒼と祈一は協力を求めるが「本気の賛同者を100人集めて」と条件を出される。
小さな約束が若者の本気を引き出し、その姿が大人を動かし、街のみんなに広がればこの花火はただの花火ではなくなるのだが・・・

花火は果たして打ち上がるのか!?

STAFF

監督・脚本 平松恵美子

1967年岡山県倉敷市生まれ。
岡山大学理学部在学中に自主上映サークル「岡山映画鑑賞会」で活動。
卒業後、鎌倉映画塾の第一期生として入塾。山田洋次監督のもとで助監督・共同脚本を務め、「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(95)などに参加。
「ひまわりと子犬の7日間」(12)で映画監督デビュー、松竹では半世紀ぶりの女性監督となる。
「十五才 学校Ⅳ」、「武士の一分」等の作品で、日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。
監督作品:「ひまわりと子犬の7日間」(12)、「あの日のオルガン」(19)
脚本・助監督作品:「十五才 学校Ⅳ」(00)、「たそがれ清兵衛」(02)、「釣りバカ日誌16」(05)、「武士の一分」(06)、「母べえ」(07)、「おとうと」(10)、「家族はつらいよシリーズ」(16・17・18)、「いのちの停車場」(21)等

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